PRIポスチュラル・レスピレーション講習会
胸郭腹腔部の病態力学に対する統合的アプローチを受けてみて
まずとても感動しました。
人間の陥りやすいパターン、
その評価方法、
そして評価に基ずいたテクニック
全てが理にかなっていて
今まで疑問に思っていたことがかなり解消され、
2日間、朝から夜まで長時間のセミナーでしたが
まったく疲れを感じづることなく
僕の中で新しい知識や新しい考え方に
常にワクワクしているようなとても楽しい2日間でした。
以前から臨床に身を置いていて
より何かいい方法がないか思考錯誤していました。
今でこそ慢性疾患は機能評価に基づき
上行性、下降性から筋筋膜経線より起こりうる多関節運動連鎖、
それに対しての手技療法、筋膜リリース、
それぞれの疾患へ適切な設定周波数を理解した物理療法。
呼吸指導や運動指導を駆使し、自身を持って患者さんに治療を行なっていることができていますが
5年ほど前は外傷治療を除いて慢性疾患に対し治療結果がでなくてほんとに悩んでいました。
硬いところを緩める、
動きが硬いところは伸ばす。
当時はそれが全てだと思っていました。
しかし同僚と予約表をみて
『良くなっている人全然いないね』
と話ていて申し訳ない気持ちで一杯になったことを今でも覚えています。
その手法だけでは限界があるのかなと考えるように。
痛い箇所=傷口
施術による刺激=塩を塗る
ようなものなんじゃないかと。
今でもマッサージやストレッチが全く意味がないとは思っていません。
それを行い続けたおかげで手の感覚が磨かれてきて
患者さんに対する手当が向上できてきたのだと自負しています。
ただいくら上手に相手に気持ちよく
痛みのでている硬い筋肉にマッサージを行なっても
症状を良くすることはできない。
ギックリ腰でみえた患者さんに腰へ施術しても
まったく良くならない。
肩こりでみえているかたは通院してもよくなることなく
延々と通ってくる。
寝違えできた患者さんへ施術して余計に痛くなる。
五十肩の患者さんに肩周りを治療してもどんどん悪化してくる。
そんなことばかりでした。
施術に結果が伴わなくて
説明に自信が持てなくうまく言葉も出てこない
仕事が嫌だと感じた時もありました。
当時技術や知識不足ももちろんあったと思います。
友人と会っている時に
『僕らのやってる治療は意味がないんだ』
なんて話してしまったこともあります。
そんな状態から脱したくて
硬いところを緩める以外で症状をとる
何かいい方法はないか探していました。
筋膜リリースがいいのか
PNFがいいのか
操体法がいいのか
オステオパシーがいいのか
他にもKYT、DRT、RHT等。
色々な方法を試みてどれもいいのですが
あまりしっくりくるものはない
人間の身体へ対する理解、
本質的なものが欠けていたのかと思います。
それから教材やDVDを買ったり、
セミナーを受けにいったりするようになりました。
しかし教材を買って読んでも難しくてまったく理解できず、
読み終えるのに時間がかかり、結果疑問ばかり増えてしまう。
色々なセミナーに通っても満足できる内容は少なく、
付け焼き刃的なテクニックばかり増えるし。
結局最後は自分で考えて下さいみたいな。(確かに大事ですが笑)
なかなか前へ進むことができませんでした。
そんな中やっと2年前に行ったセミナーで初めて
自分が求めていた知識に出会うことができました。
その時の先生が呼吸を使ったアプローチをしていて
こんな方法があったのかと衝撃を受けました。
それかたら僕も呼吸について勉強を始めることに。
当時難解な内容に全然理解できなかったので
何回もその先生のセミナーに通うようにして
少しづつ理解できるようになってきました。
そして2年経ってやっと自分の知識にすることができ
人前で話せるくらいまで成長することができました。
その後も継続して呼吸について勉強し続け
より呼吸について知識を深めたくなりました。
その時の先生からのオススメで
今回受講したPRIのセミナーの存在を知ります。
そしてやっと今回参加することに。
悩んでいた時に感じた
硬いところを緩める以外の方法
僕が当時求めていた考え方、治療方法、知識
それが今回のセミナーでバッチリ補うことができました。
以前読んでも理解不能だった教材も
『なるほどそういうことだったのか』
と納得。
臨床で起きる身体の何故?
も理解できるようになりました。
2年前から始めた呼吸の勉強、
それがどんなに浅くて今回の内容がどれほど奥深いか
想い改めるくらい素晴らしい内容でした。
PRIのホームページの説明に
『革新的なアプローチ』
そう説明書かれています。
その言葉通り本当に革新的な方法でした。
受講後でも圧倒的な情報量と難解な内容で
まだまだ自分の知識にはなり得ていません。
自分の知識にするためにも復習を重ね、実践していけるようにしたいです。
今なら自信を持って友人に言えます。
『僕らがやっている治療はたくさんの困っている人を救うことができる』
正直いまワクワクが止まりません。
※写真:PRI Japan Facebookから引用
柔道整復師 原田健太郎
身体の事、治療の事、日々の思う事を自分の中で文章化しアウトプットしていきます。 文章力、発信力を養いこれからの時代に必要とされる人財を目指していきたいと考えています。
0コメント