写真は恐らく研修始めて1、2年の時だったと思います。
僕は高校卒業後に横浜医療専門学校の柔道整復師科に入学。
新しい分野の学問だったのでついていけるか不安もあり最初の3ヶ月は学校の勉強に集中していました。
必死に勉強をして分からない所を全て無くす思いで教科書を読み漁りました。
しかしテスト当日を迎えてみたら予想していたより簡単な所しか出題されない。
どうやら僕は誰も勉強しないような細か〜い所を黙々と覚えるようにしていたみたいです。(最初のテストだったのでどこがどんな風にでるか分からなかった)
それで結果を見てみたらまさかの学年で首席に。笑
人生初の経験にとても喜んだ事を今でも覚えています。
そういった理由で学校の勉強はもう大丈夫だなと思ったので7月4日から僕が柔道整復師を志したきっかけになったひらの接骨院で研修を始めました。
ただそこでの研修がかなりキツかった。
7時半から出社し12時に一時退社。
その後昼食を取り専門学校へ行き
13時から16時10分まで90分授業を2コマ。
そして接骨院に戻り17時から20時まで勤務。
それを月曜日から土曜日まで週6日。
しかも当時一日来院患者さんは130〜150人。
勤務中あまりの忙しさにわけがわからなくなる。
そして仕事の経験がほとんどなく全てにおいて幼かった僕はほぼ毎日叱られて過ごしていました。
人と目を合わして喋る事はおろかろくに挨拶することも出来ない。
空気が読めず人を思いやる気持ちもないのでとんでもない発言をしてしまったりする。
さらに確認せずに仕事を進めてしまったりと報・連・相を蔑ろにし、やってはいけないミスを犯してしまったりと酷い有様でした。
そのため心身共に疲弊し、
午前仕事をし学校へ電車で向かう途中はもちろん授業中はほとんど寝て過ごしていました。笑
ただ若干18歳という若さで仕事の大変さ、社会の厳しさを経験する事が出来たのは良かったと思っています。
とても良い先輩に恵まれて厳しく指導を受けながらも仕事をしていく上で必要な姿勢を学ぶことができました。
『30歳までに人として社会で生きていく上で
"大事な事"を理解出来るようにしろ。』
それが師匠からの教えでもありました。
周りの友人は大学生ライフを楽しんでいる。
僕はひたすら研修をし、仕事を覚えるのに必死だった。
友人達が羨ましいと感じる時もありましたが将来のためと思い何とか耐え抜きました。
しかしそのおかげで専門学校を卒業した頃にはある程度の仕事ができるようになっていました。
最近では学生時代に研修をする学生が少なく新卒で何も仕事が出来ず就職する人が多いと聞きます。
"大事な事"に関しては研修9年目になっていても未だその本質に関しては理解できていないのかもしれません。
ただ人よりも人生経験が浅くマイナススタートだった自分には少しその埋め合わせが出来たのかなと思います。
学業と研修を両立するという激務をやりきった。
現在もこれから先の未来もその激務をやりきった事に関しては自分の中で大きな自信になっていると確信しています。
人生長い目で見たら20代前半で必死に取り組めることを見つけれたのはとても幸せな事だと思います。
遊ぶ事は出来ませんでしたが今はまったく後悔していません。
柔道整復師 原田健太郎
身体の事、治療の事、日々の思う事を自分の中で文章化しアウトプットしていきます。 文章力、発信力を養いこれからの時代に必要とされる人財を目指していきたいと考えています。
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